天然痘の撲滅はワクチンのおかげではない

最近では天然痘がワクチンのおかげでなくなったわけではないとご存知の方も多いと思いますが、それでもまだまだ天然痘はワクチンのおかげで撲滅し、ワクチンはすごい功績を残していると信じている人も多いと思います。

日本でも著書が翻訳されている、イギリス人の元開業医で作家であるVeromon Coleman氏が天然痘について書いていた記事があります。

医療専門家の最大の自慢の一つに、天然痘をワクチンで撲滅したというのがあります。自分自身、長い間これを信じていました。史上最悪の天然痘の流行は、1870年から1872年にかけてイギリスで起こりました。天然痘ワクチンの強制接種が始まって20年後の事です。この出来事の後から、イギリス中部に位置するレスター市民の人たちは、天然痘のワクチン接種を拒否し始めました。

次の天然痘の流行は1890年代前半に起こり、レスター市民の人たちは公衆の衛生改善と隔離システムに頼りました。この期間中の天然痘による死者は、一人だけでした。対照的に、予防接種を受け続けていた他の都市の市民の死者は膨大な数でした。

医者や製薬会社はこの事実を好まないかもしれないが、真実は監視や隔離システム、市民の衛生や住環境の改善によるもので、天然痘のワクチンのおかげではないということです。

WHOの天然痘撲滅運動が最盛期を迎えた時、天然痘の集団予防接種が行われた国々では予防接種の度に、天然痘の症例数が増えました。

麻疹もこれと同じく、麻疹ワクチンが麻疹を流行させ、発生させているのかもしれません。

Updated: 2019年2月26日 — 9:12 AM