パキスタンで麻疹の流行

イスラマバード

2012年12月以来、パキスタン医科学研究所(Pims)によると、パキスタンの都市では毎日20~50人の子供の麻疹患者を受け入れていました。その病院からの報告では、一月に120もの症例がありました。

パキスタン人のドクタータビッシュ・ハジールは、大量の麻疹予防接種と予防対策にも関わらず、これらの麻疹の症例が発生し続けているのは悲しい出来事であるとインタビューで語っています。

この時に病院に運ばれた児童たちの50%以上は、麻疹の予防接種を受けていました

(パキスタンのどこどこの都市から何人感染という内訳が出ていましたが、ここでは省略します。数ヶ月の期間で病院が受け入れた麻疹患者は550人で、その中の死者は1人でした。)

ここで強調したいのは、運ばれてきた半数以上の児童が、麻疹の予防接種を受けていたということです。

ワクチンの有効性を信じているハジールドクターは、ワクチン品質管理等にもっと力を注がなくてはならない等語っていますが、その部分も省略します。

日本の小児科のHPなどを見ても、麻疹ワクチンが麻疹の流行を防ぐと強く書いているのを読んだことがあります。ワクチンを受けさせない親が悪い、日本の接種率はアメリカに比べて低すぎるとボヤいているものでした。

ですがパキスタンでの例を見ると、麻疹ワクチンの有効率ってそんなに高そうじゃないです。50%以上なら、ワクチン接種した子供していない子供、ほぼ結果は同じだったということではないでしょうか。

Updated: 2017年3月8日 — 9:09 PM